家庭内のWi-FiおよびLANネットワークでファイル共有する必要がある場合は、筆者の場合滅多にない。
でも、ちょっとこのファイルだけ別のPCにも入れておきたい、などということはある。その際もUSBメモリにコピーして別のPCに挿し直して、USBメモリからファイルをコピーしてやれば、ほとんどの場合、事足りる。
ただ、同じローカルネットワークに接続したPC同士でデータの移動ができないままなのはスマートではない。筆者の場合はゲーミングPCはWindows、そしてサブマシンにMacBookを使用しているが、取り急ぎの際、USBメモリでデータを移動していた。これを何とかしようと考えてファイル共有する方法を調べた。
なんで今までやらなかったのかといえば、無精と怠惰に身を任せていた。(だってUSBメモリで十分なんだもん)
10年前にもやったことあるし、ちょっと調べれば楽勝だろう、と思っていたが、意外と難しかったので、備忘録をここに記す。
![スタートボタンを右クリックして『ネットワーク接続』を選択](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/20211106a_01_Windows11スタートからネットワーク接続.png)
![ネットワークとインターネットからイーサネットを選択](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-1.png)
![イーサネットからプライベートにチェックを入れる](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-2.png)
フォルダを右クリック→プロパティ→共有→詳細な共有→アクセス許可→追加
から、Windowsで利用している接続を許可したいユーザーのMicrosoftアカウントを追加する
![共有したいフォルダを右クリック→プロパティ](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-3.png)
![タブの『共有』から『詳細な共有』をクリック](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-4.png)
![『このフォルダーを共有する』にチェックを入れて『アクセス許可』をクリック](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-5.png)
![Microsoftアカウントと同じユーザー名を設定しアクセスを許可する](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-6.png)
macOSのシステム環境設定→共有→ファイル共有:オン→オプション→SMBを使用してファイルやフォルダを共有にチェック
![](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-7.png)
![](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-8.png)
![](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-9.png)
まず、WindowsのIPアドレスを調べる必要がある。
Windowsからcmdと検索して、コマンドプロンプトを開き、ipconfigと入力し、Enterキーを押す。
![](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-10-1024x960.png)
![](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-11.png)
IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.*.**
IPv4 アドレスの項目がローカルネットワークで使用するIPアドレスだ。
次にmacOSの『Finder』→『移動』→『サーバへ接続』を選択する。
![『Finder』→『移動』→『サーバへ接続』を選択](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-12.png)
表示されたダイアログで、smb://192.168.*.*の数字のところにWindowsのIPアドレスを入力する。
![smb://192.168.***.のところにWindowsのIPアドレスを入力](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-13.png)
接続をクリックして、サーバ用の名前とパスワードを入力する。
![サーバ用の名前とパスワードを入力](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-14.png)
WindowsからmacOSを参照する際にもmacOSのIPアドレスを調べる必要がある。macOSのIPアドレスはシステム環境設定からネットワークを選べばすぐにわかる。
![](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-15.png)
macで調べたIPアドレスを、Windowsのエクスプローラーに入力する。なお、入力書式は以下である。
¥¥192.168. *. *
![¥¥と円マークを冒頭に半角で二つ記載してIPアドレスを入力する](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-17.png)
ネットワーク資格情報の入力ダイアログが表示されるので、macOSで利用しているユーザ名とMacにログインする際に利用しているパスワードを入力する。
![ネットワーク資格情報の入力ダイアログ](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-18.png)
システム環境設定→ユーザとグループ→鍵のロック解除→ユーザを選択して「control」キーを押しながらクリック→詳細オプション
![システム環境設定→ユーザとグループ→鍵のロック解除](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-19.png)
鍵をアンロックするために、macOSで使用している管理者の名前とパスワードを入力する。macOSのログインと同じである。次にユーザを選択して「control」キーを押しながらクリック→詳細オプション
![ユーザを選択して「control」キーを押しながらクリック→詳細オプション](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-21.png)
表示されたホームディレクトリからユーザ名アルファベットを知ることができる。
![ホームディレクトリの『/Users/』に続くアルファベットがユーザ名](https://www.cybergoethe.com/wp-content/uploads/2021/11/image-23.png)
このアルファベットがWindowsからmacOSへログインする際のユーザ名となる。嫌がらせかというほどわかりづらいが、MicrosoftとAppleは別会社なので分かりやすくしろ!と怒ったところで仕方ない。相互にファイル共有ができるだけよしとしよう。
実はWindowsからmacOSにログインできなくて3時間ぐらい探しまくって山勘で引き出したのが上記ユーザ名の罠であった。
以上、macOSとWindowsで相互にファイルを共有する方法でした。